アイラトとシンガポールAAROが手を携え、AIによる前立腺がん治療の新たな可能性を追求
アイラト株式会社(本社:宮城県仙台市)は、アジアを代表する放射線治療専門クリニックグループAsian Alliance Radiation & Oncology(AARO)と、前立腺がんにおける放射線治療計画支援のAI技術研究を開始することが発表されました。契約は2026年4月20日付で締結され、実際の研究活動が今後スタートします。
共同研究の背景
AAROは2015年に設立されたシンガポール初の独立系民間放射線治療クリニックグループであり、その設立に携わったメンバーはシンガポール国立がんセンター出身の専門家たちです。AAROは、東南アジア地域で体幹部定位放射線治療(SBRT)のプログラムを初めて立ち上げ、現在はシンガポール国内で多个の診療所を運営しています。これまでの実績を踏まえて、科学的かつ技術的なサポートを提供することが期待されています。
共同研究の内容
今回の研究では、AAROが提供する前立腺がんSBRTの匿名データを使用し、シンガポールの医療実態に即したAIモデルの開発とその効果を確認していきます。研究の初めのステップとして、前立腺SBRTに着目し、専門医のアドバイスを受けながらAIモデルを構築することが主な目的です。このアプローチにより、地域のニーズに即した、高い水準の治療計画が提供されることを目指しています。
研究期間は2026年から1年間を予定しており、この期間内に評価された結果に基づいてさらなるフェーズへの拡大が検討されます。
アイラトCEOのコメント
アイラトの木村祐利CEOは、「東南アジアにおけるSBRTの先駆者であるAAROとの提携を非常に心強く感じています。臨床の現場で得られた知識と、アイラトが誇るAI技術を組み合わせることで、前立腺がん治療に特化したAIモデルをしっかりと構築していきます」とコメントしています。これは、医療技術の最前線で新たな革新を生み出す期待が高まる取り組みです。
AAROのステートメント
AAROの創設者であり、国際定位放射線手術学会(ISRS)の理事であるDr. Daniel Tanも、アイラトとの協働に大きな期待を寄せています。「これまでの10年以上にわたる経験をAIモデルに封入する機会を持つことは、非常に重要な意義があります。このコラボレーションを通じて、提携先の患者さんに高水準の前立腺SBRT治療を提供し続けることができるでしょう」と、強調しました。
アイラト株式会社のビジョン
アイラトは、がん治療の現場に精通した医療従事者や研究者が集まり、AI技術の革新を通じてがん治療の未来を切り開くことを目指す企業です。高い専門性が要求される放射線治療の分野において、質の高い医療を持続可能に提供することを理念としています。地域に密着した医療の進化を促進し、合計で50名以上のスタッフが日々努力を重ねています。
今後、アイラトとAAROの共同研究がもたらす成果に期待が寄せられるなか、放射線治療の進化は新たな章を迎えています。