春菊の魅力を引き出した新スイーツ「春菊ティラミス」登場！

春芸の新たな魅力、春菊ティラミスの誕生

宮城県亘理町は、東北有数の春菊の生産地として知られています。このたび、春菊を活用した新たなスイーツ「春菊ティラミス」が開発され、町の魅力を広める新たな取り組みがスタートしました。

春菊の可能性を引き出す商品開発

地域創生に励むレッドホースコーポレーション株式会社（東京都墨田区）は、亘理町の特産品である春菊に着目。春菊を用いた商品を開発し、多くの人々にその魅力を伝えることを目指しています。3月9日（日）に行われた「伊達なわたりまるごとフェア」にて、「春菊ティラミス」を含む5種類の春菊スイーツが披露されました。町長や来場者たちは試食を通じて新たな春菊の魅力を実感し、90％以上の来場者が購入したいと回答しました。

地元スイーツ、春菊ティラミスとは

「春菊ティラミス」は、春菊のほろ苦さとスイーツの甘さが絶妙に融合した一品です。この春菊の旨味がマスカルポーネチーズにより引き立てられ、まるで抹茶に似た深い風味が楽しめます。さらに、米粉の春菊スイーツも開発され、亘理町産の「ひとめぼれ」と組み合わせたお米を使用した様々なスイーツが展開されます。

亘理町の春菊の歴史と現状

亘理町は昔から春菊の生産量が東北一を誇りましたが、近年は他の地域に生産量で追い抜かれることもあり、「春菊の町」としての認知度が低下していました。震災後には生産者が減少し、春菊の生産量もピーク時の1/3程度にまで落ち込んでいます。そんな中、今回の「春菊ティラミス」の登場は、地元の生産者を再び活性化させる大きなチャンスとなるでしょう。

新たなブランディングと商品展開

レッドホースコーポレーションは、今回のスイーツ開発を皮切りに、春菊を使った総計20アイテムの開発を進める予定です。これにより、亘理町の春菊の新たな価値を広め、地域のブランディングの向上を目指していきます。今後は、地元の直売所や観光施設にも販売チャネルを拡大し、町を訪れる観光客にも春菊の魅力を存分に体験してもらうことを期待しています。

イベントの成功、未来への期待

「伊達なわたりまるごとフェア」で山田町長は「春菊の新たな魅力を楽しんでほしい」と語り、参加者からは「美味しい」「春菊の苦みがちょうどいい」といった前向きな感想が相次ぎました。これからも春菊の加工品開発を進めることで、亘理町の特産品を全国にアピールし、地域振興に寄与することでしょう。さらにこの取り組みが地域の活性化となり、亘理町の春菊が再び脚光を浴びることを願っています。