食体験を残す「TSUGITE」
2025-09-25 11:34:29

大阪・関西万博発!食体験を形に残す「TSUGITE」プロジェクト

大阪・関西万博発!食体験を形に残す「TSUGITE」プロジェクト



2025年の大阪・関西万博に向けて、株式会社uluコンサルタンツが発足した「TSUGITE(ツギテ)」プロジェクト。これは、記憶に残る食事体験を形として残したいと思う成長期の食文化を支援する動きです。大阪を拠点に、伝統工芸と食を融合させた活動が広がっていきます。

食体験に対する消費者の意識の変化


このプロジェクトに先駆け、uluコンサルタンツは、食体験に関する調査を実施しました。調査では、1,009名が「記憶に残る食事体験」を持つ人々を対象に、外食の頻度や記憶に残る食事の要因について回答しました。その結果、外食の頻度は「月2〜3回程度」が最多で、「味の美味しさ」が最も重要な要素であることがわかりました。

記憶に残る要素


調査から、食体験が記憶に残る理由には「同席者との思い出」「特別な空間やサービス」の要素も重要であることが示されました。特に外食時に使用された「器」や「箸」が印象に残ると回答した人が約6割に達したことは、視覚や触覚も記憶に大きな影響を与えていることを示しています。

食事体験を形に残す価値の認識


驚くべきことに、食体験を「形として残すこと」の価値について、約8割の人が「良い」と感じています。記憶を残す手段として最も人気なのは「写真」であり、次いで「メニュー表」や「使用した食器」が続くという結果でした。特に、個人が使用した箸を職人によって加工して記念品にするサービスには、大きな需要があることが確認されました。

特別な記念品としての箸


「飲食店で使用した箸を職人の手で記念品にするサービス」について質問したところ、約7割が利用したいと回答。このニーズの中には、自分の体験を大切にし、特別なものとして手元に残しておきたいという意思が強く反映されています。また、家族や友人への贈り物としても需要があり、食の思い出を共有する手段としても役立つことがわかりました。

伝統工芸と現代の融合


「TSUGITE」プロジェクトは、伝統工芸と食文化を繋ぎ、食事経験を記念品として残す新たな取り組みです。波浪で磨かれた漆のお箸や、特別な日を思い出させる器を用意し、消費者の価値観に寄り添いながら「持続可能なビジネスモデル」として展開していきます。

まとめ


この調査から、食事体験として記憶に残る要素が多様であることが明らかになり、特に味や同席者の思い出といった要素が重視されていることが浮き彫りになりました。一方で、実物の品を通してその経験を再現し、手元に残す需要も強く、需要に応じたサービスが求められています。「買って終わり」ではなく「育てて使い続ける」という視点を大切にし、これからの食と工芸の新たな価値を創造していく注目のプロジェクトです。


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