AI-1グランプリとは
AI-1グランプリは、会計業界に特化したAI活用を促進するために開催されるコンテストで、特に事務所内で実用化されているAIプロンプトを募るイベントです。主催は、株式会社エフアンドエムが運営するAI研究会です。
今回は第一回の開催として、859の会員事務所から122件の応募がありました。応募されたプロンプトは、実際の業務に役立つアイデアが多く、審査員はそれぞれの実用性や生産性向上の点を考慮しながら選考を行ったのです。
審査員は、セブンセンス税理士法人の大野修平氏が務め、評価基準として「アイデア点・実用点・生産性向上点・加点項目」の4つにそれぞれ10点を設定し、最大40点で評価しました。この評価方法により、受賞事務所が選ばれることになりました。
第一回AI-1グランプリ受賞者
大会の結果、最優秀賞を受賞したのは【税理士法人九段会計事務所】です。彼らのプロンプト「顧問先別処理マニュアル作成」は、顧客ごとの業務手順や注意点をAIが対話形式で聞き取り、マニュアルを自動で生成するものです。このプロンプトにより、担当者が変更される際の引き継ぎにかかるコストが大幅に削減されるという点が高く評価されました。
審査員のコメント
大野氏は「AI活用のお手本とも言える作品」と絶賛し、実用性や汎用性についても言及しました。特に、仕訳帳CSVからの自動化や、Notionなど多様なプラットフォームに対応できる点が評価されました。今後、引継ぎ精度のさらなる向上が期待されるプロンプトです。
優秀賞受賞事務所
優秀賞を受賞したのは以下の3事務所です。
- - ソルビス税理士法人の「税務調査模擬演習シミュレーター」は、調査前の論点整理および担当者トレーニングに役立つ想定質問を自動生成します。
- - ブレダ税理士事務所の「リードくん」は、新たな顧客からの問い合わせをAIが分析し、初回の面談資料等を自動を作成します。
- - 税理士法人ティグレパートナーズは、前期と当期の財務データをAIが比較し、異常値等を解説するレポートを出力する「AI前期比較チェッカー_ver1.0」で受賞しました。
審査員特別賞紹介
さらに審査員特別賞も発表され、独創性や実用性が光る10のプロンプトが選ばれました。ユニークな受賞名がつけられたこれらのプロンプトも、AIの活用方法の多様性を示しています。
AI研究会の目的
AI研究会は、日々進化するAI技術を会計業界において実践的に取り入れるための支援を行っています。大野修平氏をはじめとした専門家による講座や学習コンテンツの提供を通じて、会員事務所の業務改善を目指しています。この活動を通し、会計業界全体の活性化を図ることが目的です。
今後もAI技術のさらなる進化に伴い、中小企業のお客様へも新たな価値を提供しつつ、業界の魅力的な環境作りに貢献していくでしょう。