ガイアリゾートの快挙
2025-05-25 01:22:32

ガイアリゾートがついにオスピタリタ・ディフーザ認証を取得し、地域共生の新たなモデルを示す

株式会社ガイアがオスピタリタ・ディフーザ認証を取得



2025年5月24日、宮城県白石市に本社を構える株式会社ガイアの宿泊ブランド「ガイアリゾート」が、新たな歴史を刻みました。同社が運営する「ガイアリゾート蔵王山水苑」が、イタリアの「アルベルゴ・ディフーゾ・インターナショナル」より、世界初の「オスピタリタ・ディフーザ」認証を取得したのです。この認証は地域の福祉、医療、農業、教育、文化を統合し、ホスピタリティを提供する新たな宿泊モデルで、ガイアリゾートがその先駆けとなりました。

同日に、宮城県村田町にある「蔵の街ガイアリゾート」もスタートアップ認証の地域として登録され、地域の振興に寄与することが期待されています。

オスピタリタ・ディフーザとは?



オスピタリタ・ディフーザは、イタリアにおいて生まれた分散型宿泊施設のモデルであり、2025年時点ではイタリア国内で150地域、その他の国で16地域が認定を受けています。日本では岡山県の矢掛町が初めての認証地域であり、ガイアリゾート蔵王山水苑が国内2例目、東北初、さらに世界初の「オスピタリタ・ディフーザ」の正式認証地域となったのです。

この認証の特徴は、単なる宿泊だけでなく、地域の様々な側面を統合したホスピタリティを提供する点です。ガイアリゾート蔵王山水苑は、エリア拡張型モデルとして世界最大級と評価されています。

ダッラーラ会長の賛辞



認証式は、蔵王山水苑内の歴史的な古民家「ひぐらし庵」で行われました。記者会見では、アルベルゴ・ディフーゾ・インターナショナルの会長、ジャンカルロ・ダッラーラ氏が、ガイアリゾートの取り組みを高く評価しました。彼は「ヨーロッパのアルベルゴ・ディフーゾは観光客のホスピタリティを重視しているが、ガイアリゾートは地域福祉やサステナビリティを中核としたまちづくりと完全に融合しており、間違いなく世界で最も進化したオスピタリタ・ディフーザである」と述べました。

ガイアグループの理念



ガイアリゾート蔵王山水苑は、単なる宿泊施設以上の役割を果たすことを目指しています。企業理念には「持続可能な地域社会の実現」が掲げられており、「蔵王福祉の森構想」に賛同の上、不動産や観光、福祉、飲食、農業を有機的に結び付けて地域開発に取り組んでいます。また、地域資源を活用しながら、地域住民と共に持続可能な社会を築くことがミッションに定められています。

このような理念のもとで、ガイアが取り組む地域共生型プロジェクトは、空き家の再生や障がい者との農業連携、医療との結びつきなど、多岐にわたります。さらに、子ども食堂という地域コミュニティ強化のためのサービスも展開しており、地域の孤立や貧困問題の解消を図っています。

蔵王福祉の森構想



ガイアリゾートの取り組みは、「蔵王福祉の森構想」に深く根ざしています。この構想は、地域住民や企業、自治体が協力して高齢者や障害者も含めて誰もが安心して暮らせるまちづくりを目指しています。具体的には、介護老人保健施設や障がい者就労支援施設、特別養護老人ホームなどが設立され、地域のセーフティネットが強化されています。

今後の展望



株式会社ガイアの相澤国弘社長は、アルベルゴ・ディフーゾの理念を基盤に、地域の文化や自然と調和した新たなリゾートモデルの構築を進める意向を示しています。このモデルは、宿泊だけでなく観光、福祉、農業、医療、教育の融合によって、地域内外の人々に「滞在」「暮らし」「働き」「支え合う」ことのできる環境を提供することを目指しています。

今後、ガイアリゾートモデルは、東北全域や日本各地の中山間地域に展開され、それぞれの地域資源や社会的な課題に沿った形で発展していく計画です。そして、持続可能な地域社会の実現に向けて、観光の価値を再定義し、日本発の持続可能なまちづくりモデルを世界に向けて発信していくという姿勢を崩しません。


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