高校生大学生が『ながの社長』に学ぶ動画制作の新たな挑戦
宮城県仙台市で、常盤木学園高等学校と東北福祉大学の生徒・学生が、「ながの社長」として知られる人気インフルエンサーと共に動画制作に挑戦する取り組みが始まりました。このプロジェクトでは、デジタル技術を駆使して地域を活性化することが目的です。
取組みの背景と目的
2023年4月、両校は高大連携協定を締結し、地域社会の発展と人材育成に努めることを誓いました。今年7月からは、NTT東日本の協力の下、3者による地域活性化プロジェクトがスタートしました。これに加え、今野不動産とのコラボレーションを通じて、仙台市沿岸部のデジタルマップ作成にも着手しています。実際の取り組みの一環として、学生たちは地域を活性化するための視点を持って活動しています。
特に注目されるのが、今回のプロジェクトです。人気の“バズる”動画を制作する方法を学ぶカリキュラムが組まれており、生徒や学生たちは再生可能エネルギーに関するコンテンツを制作して、地域の脱炭素先行地域のイニシアチブに貢献します。これらの活動を通じて、地域への思いを深め、デジタル人材としてのスキルを磨くことができるのです。
各団体の役割
各団体はそれぞれに特化した役割を持ち、プロジェクトの推進に力を入れています。
- - 常盤木学園高校では、企画・運営に関わり、生徒が積極的に参加することを推進。
- - 東北福祉大学は、同様に企画・運営に努めながら、学生が参加することで取組みを盛り上げます。
- - 今野不動産は活動場所を提供し、制作した動画の活用に協力。
- - リンクロノヴァとリセンダーは、動画制作における専門的な講師として参加し、知識を学生たちに伝える役割を果たします。
- - NTT-MEとNTT東日本は、技術的な支援や企画・運営への協力を行い、地域の脱炭素先行地域におけるプロジェクトを推進していきます。
取組みの流れ
このプロジェクトは、2025年7月11日に始まる予定です。さらに、制作した動画は、仙台市東部沿岸エリアに位置する「深沼うみのひろば」で提供され、再生可能エネルギーを学ぶ機会として利用されます。これにより、地域におけるデジタル人材の育成のみならず、地域課題の解決にもつながることが期待されています。
まとめ
今回の取り組みは、ただ動画を制作するだけでなく、地域の未来を見据えた人材育成を目指すものです。学生たちは、『ながの社長』の実践的な指導を受けながら、デジタル技術を身につけていくことで、社会に貢献できる人材として成長していくことでしょう。このプロジェクトがどのような成果を上げるのか、今後の展開に大いに期待が寄せられています。