タリーズコーヒーの新アプリ「TULLY’S CONNECT」が話題に
国産のスペシャルティコーヒーショップとして知られるタリーズコーヒージャパンが、従業員向けアプリ「TULLY’S CONNECT」の導入を発表しました。このアプリは、株式会社ヤプリの協力を得て開発されたもので、業務の効率化や従業員のエンゲージメント向上を目的としています。全国800以上の店舗で働く従業員に対し、リアルタイムで情報を提供することで、タリーズの理念や方向性の理解を深めることが期待されています。
アプリ導入の背景と目的
タリーズがこのアプリを導入する背景には、従業員が経営層からのメッセージを円滑に受け取ることや、情報の一元化が求められているという課題があります。従来は紙の手帳や共用PCを通じて情報を共有していましたが、更新が遅れたり、必要な情報にすぐにアクセスできなかったりといった問題が発生していました。これに対処するため、従業員が自分のスマートフォンを使って簡単に情報を取得できる環境作りが求められました。
「TULLY’S CONNECT」の主な機能
アプリは以下のような特徴を備えています。
1. 必要な情報を迅速に確認できる環境
タリーズ手帳のデジタル化により、従業員は業務中でも経営理念や方針に簡単にアクセスできます。業務マニュアルや福利厚生情報なども一括で管理されており、直感的なナビゲーションを通じて、最新情報を迅速に取得可能です。また、日替わりや週替わりのコンテンツも用意され、業務の合間にリフレッシュできる仕掛けが整っています。
2. 従業員間のコミュニケーションを活性化
コミュニケーションの場として、自由に意見を投稿できるページを設置しました。ニックネーム制を採用し、従業員は気軽に交流できるようになっています。さらに、新商品の情報やイベントなどが更新されるページもあり、社内のホットトピックスを共有することで従業員同士のつながりが強化されます。また、感謝の気持ちを伝える「THANK YOUカード」機能も搭載されており、チームワークの向上に寄与しています。
3. 親しみやすいデザイン
アプリは見やすさと親しみやすさを重視したデザインで構成されており、キャラクターやイラストを使い、その季節感も取り入れています。また、キャラクターの着せ替え機能もあり、従業員が自分の好みに合わせてカスタマイズできるようになっています。これにより、アプリの利用が楽しみになると同時に、日々の業務をより魅力的なものにします。
今後の展望
「TULLY’S CONNECT」は、タリーズコーヒーが目指すワークエンゲージメントの向上を支援する重要なツールとして位置づけられています。ヤプリとの連携により、アプリの機能拡充が今後も期待されており、地域に根ざしたコミュニティカフェとしての役割を果たし続けるための大きな一歩となることでしょう。
企業情報
タリーズコーヒージャパンは、シアトル発のスペシャリティコーヒーショップで、日本国内においても多くのファンを持っています。同社の理念は「地域社会に根ざしたコミュニティカフェ」であり、従業員がその理念を理解し、実際の業務に活かせるような環境が整えられています。
今後、「TULLY’S CONNECT」により、タリーズコーヒージャパンの従業員体験(EX)が向上し、それが顧客サービスの質にも結びつくことが期待されています。