宮城県の調剤薬局で初導入
株式会社MYPLATEが提供するワンプレート冷食が、2025年6月より宮城県内の調剤薬局で取り扱われることになりました。この取り組みは、株式会社Zelkovaの強い意志によるもので、地域の健康支援を一層推進することを目指しています。この導入は、冷凍食品が薬局で販売される初の試みであり、地域住民にとっては大きな意味を持つものです。
背景
調剤薬局は、単なる医薬品の提供場所ではなく、地域の健康を支える重要な拠点となりつつあります。Zelkovaは薬学的な知識を生かした服薬指導や健康相談を通じて、地域医療に積極的に貢献してきました。しかし、患者様やそのご家族が抱える食に関する問題も多く、特に高齢化や共働き世帯の増加に伴い、栄養バランスの取れた食事を継続して用意することが難しいという声が聞かれています。
体調が優れない方や病気を抱えている方にとって、適切な栄養管理は治療効果や回復には欠かせない要素です。そのため、Zelkovaは「薬」と同様に「食」にも目を向け、地域住民に手軽に栄養を提供できる新たなサービスを展開することにしました。MYPLATEのワンプレート冷食は、このニーズに応えるために開発され、美味しく手軽に食事を楽しむことができます。
今後の展望
この取り組みはZelkovaとMYPLATEの双方にとって新たな冒険です。Zelkovaにとっては、薬局の運営スタイルを進化させ、「薬」と「食」の両面から地域住民の健康を支える新たなモデル構築につながるでしょう。また、地域の企業とも連携し、健康セミナーや社食の提供など、働く人々の健康支援にも力を入れていく方針です。「治療」だけでなく、「予防」にも重点を置いた事業展開を視野に入れています。
MYPLATEにとっても、新たな販売ルートが確保できることになります。信頼度の高い調剤薬局という場所で、冷食が提供されることにより、より多くの人々に手軽で栄養価の高い食事を届けることができると期待されています。これは、地域住民が食と健康のより深い関係を認識する一助となります。
MYPLATEとZelkovaの企業理念
MYPLATEは「おいしく食べ続けて、いつのまにか健康に」というミッションを掲げ、冷凍食品の開発・販売を行っています。管理栄養士監修のもと、美味しさと栄養面のバランスを考えたオリジナル冷凍弁当や惣菜、スイーツを提供しており、企業や高齢者施設向けの食事サービスも展開しています。
一方、Zelkovaは地域に寄り添った健康支援を企業理念に掲げています。患者様一人ひとりに向き合った服薬指導や健康サポートが特徴で、「かかりつけ薬局」として地域住民の健康と安心のために尽力しています。
この2社の協力が生む新しいサービスが、宮城県の地域健康にどのような変化をもたらすのか、今後の展開に注目です。ございます。