仙台のフルーツパークが日本一の観光農園へ
JRフルーツパーク仙台あらはまが、2027年度に向けた拡大計画を発表しました。この計画では、約21ヘクタールの広大な敷地に、多彩な施設や体験を提供する、日本最大級の観光農園としての姿を目指します。まずは、フルーツパークの本来の魅力を引き立てる新たな取り組みが盛りだくさんです。
拡大概要と新施設
JRフルーツパーク仙台あらはまは、2021年に開業した農園ですが、今回の拡大により、隣接地も含むことでさらに広がりを見せます。これにより、約21ヘクタールの土地面積が実現し、主要施設は2027年の夏を予定しています。さらに、現在の農園で栽培している約160種類に加え、新たにさくらんぼやすもも、プルーンを加えることで合計190種類の果物と野菜の栽培を行う計画です。これにより、四季折々の豊かな摘み取り体験ができます。
商品開発とマルシェの拡充
採れた果物を使ったオリジナル商品の開発も行われ、地元の農産物やアクティビティグッズも購入可能なマルシェを3倍に拡充することで、訪れる皆様により多くの魅力を提供します。また、多国籍な団体客が食事や研修を行えるスペースも新設され、観光客だけでなく地元の方にも喜ばれる施設になるでしょう。
全天候型あそび場の導入
これまでの魅力をさらに引き立てるために、新たに果物をテーマにした全天候型の遊び場を導入します。このエリアは、未就学児から小学生を対象にした家族向けの施設で、450平方メートルの屋内と800平方メートルの屋外スペースが確保され、自由に楽しむことができます。また、株式会社ボーネルンドとの連携により、楽しく安全に遊ぶ環境が整えられます。
復興への貢献と震災伝承館の設立
さらに、仙台市荒浜地区は東日本大震災の被災地であり、JRフルーツパーク仙台あらはまは震災から復興してきた象徴でもあります。そのため、震災伝承館を設立し、震災の記憶を後世に伝える取り組みを強化します。地元の団体とも連携しながら復興ツーリズムにも貢献することを目指します。
今回の拡大計画によって、JRフルーツパーク仙台あらはまが新たに提供する魅力的な体験が、多くの人々に愛される場所になることを期待しています。観光農園としての未来にご期待ください。