青森ねぶた祭の挑戦
2025-07-23 12:10:27

Web3技術を活用した青森ねぶた祭の地域活性化への挑戦

Web3技術を活用した青森ねぶた祭の地域活性化への挑戦



2025年7月23日、宮城県仙台市の株式会社日立ソリューションズ東日本と東京都千代田区のぷらっとホーム株式会社が、青森県の伝統行事「青森ねぶた祭」を題材とした実証実験を開始しました。このプロジェクトでは、Web3技術の一環としてDAOやNFTを導入し、地域コミュニティの活性化を目指します。

新しい地域活性化モデルの構築



青森ねぶた祭は毎年多くの観光客を惹きつける伝統的なお祭りですが、デジタル技術を融合させることで、地域活性化の新たな可能性を探ります。参加者は、祭りの期間中にデジタル空間での交流や参加が可能になります。実証実験は2025年8月2日から8月7日までの間に行われ、祭り参加者がスマートフォンを通じて一層深い体験ができる仕組みが検証されます。

NFT参加証の発行



この実証実験では、参加者が祭りの会場内に設置されたQRコードをスキャンすることで、ブロックチェーン上にNFTとしてのデジタル参加証が発行されます。これにより、従来の紙の参加証に代わり、改ざんが不可能な形で自分の記録を残すことができます。

写真のNFT化と共有



祭り期間中に撮影した写真も「ねぶた祭DAOアプリ」に投稿することでNFT化され、投稿者のアカウントに付与されます。この機能により、参加者は自らの思い出をデジタル資産として保存し、世界中にその魅力を発信することができます。実証実験で生成された写真NFTは、特定のマーケットプレイスでの売買は行えないものの、祭りの魅力をより多くの人々に伝える手段となります。

SNS評価とNFT報酬



さらに、InstagramなどのSNSに投稿した写真は「いいね!」数を基に評価され、その結果が写真NFTに反映されます。これにより、参加者は自身の投稿がどれだけ支持を集めたかを確認でき、より積極的にコミュニケーションを楽しむことができるでしょう。

期待される効果と今後の展望



この実証実験を通じて、地域経済への還元や新たなファン層の拡大が期待されます。また、参加者のエンゲージメントを高めると共に、得られたデータを基に青森ねぶた祭への本格導入の可能性も探ります。最終的には、伝統行事と先端技術の融合による地方創生モデルの確立が目指されます。

今後、日立ソリューションズ東日本とぷらっとホームは、地域社会のデジタル活性化に向けた挑戦を続けていく考えです。現実世界の資産をデジタルで管理する技術「ThingsToken™」や、既存の技術を駆使し、新たな経済の循環を生み出すことに注力していくでしょう。


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