豊中市で実施された育児支援者向け講座
2025年11月29日、大阪府豊中市で「乳幼児の睡眠発達と夜泣きのメカニズム」に関する育児支援者向け講座が開催されました。この講座は、地域の子育て支援サービス補助金事業として採択され、保健師や助産師、看護師、保育士約20人を対象としました。
講座の背景と目的
乳幼児の睡眠に関するトラブルは一般的で、親たちの睡眠不足やメンタルヘルスの問題とも密接に関連しています。そのため、専門職による適切な支援が求められています。講座では、GuuMinのスーパーバイザーである川口リエ氏が登壇し、2,500件以上の相談実績に基づいて、乳幼児の睡眠発達の理解を深めるための内容が提供されました。
講座内容の紹介
講座は多岐にわたる内容で構成され、参加者は次のテーマについて学びました。
1.
ライフステージの変化 - 様々なライフステージにおいて睡眠の悩みがどのように変化していくか。
2.
乳児の睡眠発達 - 妊娠期から始まる乳児の睡眠発達と、その仕組みについて。
3.
睡眠問題の要因 - 夜泣きや頻繁な起きなど、乳児に多い睡眠課題の要因。
4.
トラブルへの対処法 - 体内時計や生活リズムの重要性を踏まえた行動療法的アプローチ。
5.
夜泣きメカニズムの理解 - 夜間に赤ちゃんが覚醒するメカニズムについての視覚的な理解。
6.
スリープトレーニングの重要性 - スリープトレーニングの正しい条件や栄養との関係性。
また、参加者同士でのケースシェアやワークショップも実施され、知識を具体的な支援策に結び付ける機会が提供されました。
参加者の反応
講座の終了後、多くの参加者がその内容に満足し、アンケートでは「大変満足」や「満足」の声が多く寄せられました。参加者からは次のような感想がありました:
- - 「このようなセミナーは日本ではあまり機会がなく、非常に嬉しく思っています。」(保育士)
- - 「夜泣きやネントレについて相談されることが多いので、この講座で得た知識を基に説明できると感じました。」(助産師)
- - 「普段の訪問活動での疑問に対する答えが見つかりました。」(助産師)
講師の紹介
川口リエ氏は、2年間の自身の子どもの夜泣きを経験を経て、乳幼児の睡眠に関する研究を開始しました。専門的な知識を深め、現在はスリープヘルプアドバイザー資格認定講座を立ち上げ、専門人材の育成にも力を注いでいます。
今後の展望
GuuMinでは、育児支援に携わる方々への講座を今後も継続的に実施する予定です。自治体の保健師や助産師に向けたさらなる研修やフォローアップ講座も検討されており、地域の支援体制の充実を目指していきます。
関心のある方々は是非、GuuMinにお問い合わせください。豊中市の育児支援者にとって、非常に価値のある講座が今後も行われていくことでしょう。