仙台の本文化を綴る『せんだい本の生活史』が新たにスタート

仙台を「本と出会える街」にする活動を続けてきたBook! Book! Sendaiが、新たにウェブサイト『せんだい本の生活史』を立ち上げました。クリエイティブディレクションには、デザイン制作を行う株式会社文景社が関与しています。

このプロジェクトは、宮城・仙台に住む人々の本棚を訪ね、その人が本と共に歩んできた人生をお話ししてもらうことを目的としています。本が持つ力や個々の人生における役割をアーカイブし、地域の人々のストーリーを通じて仙台の文化を理解し、共有することがこのサイトの目指すところです。

クリエイティブディレクションの取り組み

文景社は、コンセプトの整理から取材の立会い、サイトの制作、SNS管理まで幅広く関わってきました。特に、各インタビューを通じて本に対する思いを語る参加者との対話は、非常に刺激的で、実際に本にまつわる話を聞くことで、地域の多様な文化や価値観に触れることができました。

新サイト『せんだい本の生活史』は単なる本の知識を競う場ではなく、むしろ「どのように本と出会い、どんな影響を受けたのか」という個人の物語にフォーカスしています。こうしたストーリーは、訪れた人々に新たな視点を提供し、仙台という地域の新しい魅力を感じてもらえることでしょう。

情報発信の未来

2025年11月30日にサイトのリニューアルオープンが行われ、今後はSNSを通じた広報活動も強化されます。サイトは引き続き更新が行われ、地域文化や本にまつわる活動を発信し続けます。また、訪問者が自分自身の本との出会いや読書の楽しみについて話すきっかけを提供できれば、私たちとしても嬉しい限りです。

Book! Book! Sendaiとは

Book! Book! Sendaiは、本の魅力を広め、読書の大切さを伝えるために2008年に設立されました。特に、年々成長を遂げてきた『一箱古本市』やトークイベント、講座などを通して、本好きのコミュニティを育成してきました。2016年以降は活動の一時休止を経て、「街で本と出会う」ことを再びテーマに据え、『せんだい本の生活史』という形で活動を再開したのです。