がん医療の連携について
2026-01-25 01:24:23

統合失調症患者におけるがん医療連携の重要性、岡山大学が明らかに

統合失調症患者におけるがん医療連携の重要性、岡山大学が明らかに



国立大学法人岡山大学と国立がん研究センター、さらには東北大学や島根大学との共同研究により、統合失調症患者が大腸がんの治療を受ける際の問題点が示されました。具体的には、統合失調症を持つ患者は、精神疾患を持たない患者と比較して、大腸がんの診断が遅れ、治療を受ける割合が低いことが明らかになりました。

この研究では、統合失調症患者ががんの進行した状態で診断される傾向があり、標準的ながん治療を受ける機会が少ないことが示されました。この結果は、統合失調症患者においてがん早期発見の難しさを示唆しており、特に手術治療や抗がん剤治療を受ける割合が低いことが問題視されています。治療が遅れることで、患者はより複雑で負担の大きい治療を受けなければならない可能性があります。

がん治療と精神医療の協力体制が求められる背景には、がんの早期発見と効果的な治療を実現するための多職種連携の重要性があります。研究チームは、統合失調症患者が対象のがん検診や、診断後に適切な治療を受けられる環境を整備することが必須であることを強調しています.

本研究は、日本国内における統合失調症患者のがん医療に関する貴重なデータを提供するものであり、今後の医療体制の見直しに寄与するものと考えられています。これまでの研究は非常に少なかったため、この研究成果は特に注目されています。

岡山大学病院の精神科神経科・藤原雅樹講師は、5年間の研究成果を発表し、「多くの患者に適切な治療が届くために、今後は精神疾患のあるがん患者の支援体制をさらに充実させていく」とコメントしています。

岡山大学での研究成果は、2026年1月15日に国際医学誌「Acta Psychiatrica Scandinavica」に掲載されました。研究の背景には、科学研究費助成事業や厚生労働科学研究費補助金の支援を受けた取り組みがあるとされています。これにより、がん治療における精神疾患患者の特有のニーズに対応するための実践的な方策を模索することが期待されています。

この研究結果は、岡山大学の精神科神経科が地域社会において健康な生活を促進するための重要な一歩と位置付けられ、今後も継続した取り組みと研究が求められています。


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