バレンタインデーに男性は無関心？新たな視点で見るチョコ文化の変化

バレンタインデーが近づくと、多くの女性がチョコレートや贈り物を用意する姿が見受けられます。しかし、近年の調査結果によると、なんと男性の約半数はこの特別な日に興味がないと答えていることが分かりました。女性にとっては大切なイベントであるバレンタインですが、男性の視点から見るとどのように映っているのでしょうか。

調査の背景

データコム株式会社（宮城県仙台市）は、20代から60代の幅広い年齢層の男性450人を対象にアンケートを実施しました。この調査は、従来のバレンタインのイメージを覆し、男性の視点を重視することで新たなマーケティング戦略のヒントを得ることが目的です。

男性のチョコレートに対する意識

チョコレートを食べる習慣

調査の結果、男性の60%以上が普段からチョコレートをほとんど食べていないと回答しました。具体的には、「ほとんど食べない」と答えた男性が33.3%、1ヶ月に数回食べるとした男性が32.0%でした。一方で、週2～3回食べるという層も19.4%確認されており、チョコレートへの関心は思ったよりも少ないようです。

バレンタインの贈り物に対する意識

贈り物が欲しいかとの質問に対し、「いらない」との回答が44.4%、さらに「絶対にいらない」と答えた男性が14.9%という結果が出ました。つまり、約60%の男性はバレンタインでの贈り物を望んでいないのです。また、全体の中で特に20代から40代の男性が「絶対にいらない」と回答した割合が高く、この世代では約50%に達しました。

希望するプレゼント

贈り物が欲しいと答えた人に限り、どのようなものが欲しいかを尋ねたところ、最も多かったのは「シンプルなチョコレート」でした。具体的には45.9%がこのシンプルなチョコを好むと回答しました。次いで「高級チョコ」が29%、手作りのお菓子が17.5%という結果でした。食品以外の贈り物はあまり好まれないようです。

自分用のチョコについて

バレンタインに自宅用のチョコレートを購入するかどうかを尋ねたところ、驚くことに81.4%の男性が「買わない」と答えました。「恥ずかしいから買わない」という理由もあるようで、特に30代が購入予定者の割合が最も高い結果が得られました。

自分用チョコのトレンド

20代、30代の中には「恥ずかしいけれど買おうと思う」との声もあり、バレンタインを自己消費の機会として捉える若年層も存在するようです。しかしながら、全体の傾向としては、自分用の「ご褒美チョコ」という文化はまだ定着していない様子です。

バレンタインに対する興味

最終的に、バレンタインデーそのものに興味がないと答えた男性は48.9%に及びました。このように、男性の中でこのイベントが特別な日であると認識されている割合は少数派であることが分かります。一方で、近年は女性の「ご褒美チョコ」や「ご自愛チョコ」が流行しており、女性にとっては大切な日とされているようです。