ファミペイが新機能を導入
株式会社ファミリーマートが提供するスマホアプリ「ファミペイ」が、オンライン本人確認サービス「LIQUID eKYC」の公的個人認証(JPKI)を導入しました。この新しいシステムは、特に「ファミペイ翌月払い」などのサービスを利用する際の本人確認をより迅速に行うことを目的としています。
「ファミペイ翌月払い」は、ファミペイを利用する際に1か月分の支払いを翌月にまとめて行える便利なサービスです。このサービスを展開するファミマデジタルワンは、これまでも「LIQUID eKYC」を活用して本人確認の過程を効率化してきました。以前の方式では、本人確認書類を撮影し、自撮りの写真と照合するという手法が採用されていましたが、今回の新機能により、ユーザーの体験が大きく向上します。
利便性の向上とユーザー体験
今回のシステムでは、ICチップを利用した本人確認が可能となり、従来の方法であった本人確認書類の撮影が不要になりました。ユーザーは、マイナンバーカードに設定した暗証番号を入力し、スマートフォンでカードを読み取るだけで手続きが完了します。これにより、アプリ上での申し込みがさらにスムーズになり、完了後にはすぐに「ファミペイ翌月払い」を利用することができます。
LIQUID eKYCは、オンラインでの身元確認やアカウント登録に必要な工程を簡素化し、離脱率を低く抑えることができるシステムとして広く利用されています。独自のAI技術や画像処理技術を駆使し、リアルタイムでの品質判定が可能で、不備があった場合には即座に通知される仕組みが評価されています。
業界での位置付け
LIQUID eKYCは、ここ数年でeKYC市場シェア6年連続No.1を誇っています。これにより、ユーザーは安心してサービスを利用できる環境が整備されています。ファミペイの導入によって、さらに多くのユーザーに対して利便性を提供できるとともに、安心感をもたらしています。
今後の展望
株式会社Liquidは、生体認証技術を活用して、認証をより簡単に、かつ安全に行うことを目指しています。金融取引や携帯電話契約など、さまざまな分野での本人確認のオンライン化が進む中、業界横断的に不正検知が行える仕組みの提供も進めています。今後も、ファミペイをはじめとするさまざまなサービスで、この新しい本人確認システムが活用されることでしょう。
ファミペイの進化は、ユーザーにとって日常的に利用するサービスをより快適にし、親しみやすいものとしています。これからもファミリーマートは、利便性の向上に努めていくことでしょう。