とくし丸柴田町開業
2025-07-23 18:32:18

宮城県柴田町に移動スーパーとくし丸が開業!高齢者を見守る新たな試み

高齢者の買い物支援と見守り活動を実現する移動スーパー



宮城県柴田町は自然豊かな環境に恵まれている一方、65歳以上の高齢者が約3万人中11,453人を占め、高齢化率は30.7%に達しています。このような中、移動スーパー「とくし丸」が地域の買い物支援と安全を見守る新たな取り組みを始めることになりました。2025年11月には、伊藤チェーンとの提携により、柴田町全域で2台体制のサービスを開始し、地域高齢者の生活を支えていくことを目指しています。

移動スーパー「とくし丸」とは



「とくし丸」は、全国で約1,200台の車両を用い、高齢者を中心に様々な人々に食品を提供する移動スーパーです。軽トラックに約400品目の食品を積載し、顧客の自宅まで直接訪問し販売します。高齢者が自分のペースで望む商品を選び、楽しみながら買い物ができることは、このサービスの最も大きな特徴です。

地域と連携した見守り活動



特に注目すべきは、ただの買い物支援にとどまらず、地域の安全を見守るパートナーとしての役割を果たすことです。とくし丸は地域の警察や自治体と連携し、販売員が定期的に訪れることで、顧客の健康状態や生活の様子に目を配る「見守り活動」も行います。販売員と顧客が顔なじみとなることで、何か異変があれば迅速な対応ができる環境が整います。

提携に向けた調印式



2025年には、伊藤チェーンととくし丸の取り組みを正式に結ぶ見守り協定の調印式も実施され、町長や関係者が出席しました。これにより両者の共同作業は公式なものとなり、地域全体へより強力なサポートを提供する足がかりとなりました。

地域の声


宮城県柴田町の滝口町長は、「とくし丸が高齢者の生活の質を向上させ、孤立を防ぐ役割を果たすことが期待されます。今後の展開に期待しています」と述べています。また、伊藤チェーンの伊藤吉一代表も、地域貢献の意義を強調し、2台から始めて将来的にさらなる台数増加を目指す考えを明らかにしました。

販売パートナーの役割



この事業に参加するのは「販売パートナー」と呼ばれる個人事業主で、彼らが地域での販売を行います。その活動は、ただの販売にとどまらず、顧客とのコミュニケーションを通じて生まれる信頼関係が、見守り活動にもつながるという点で非常に重要です。未経験者にもサポートがあるため、多くの人々がこのプロジェクトに関わることができ、地域に貢献する機会が増えるでしょう。なお、想像以上に多くのシニア層がこのサービスを望んでいます。

まとめ


「移動スーパーとくし丸」は、ただの商品提供にとどまらず、高齢者が快適に過ごし、自立した生活を支援する新たな拠点となる計画です。柴田町から全国にこのモデルを広げることで、他の地域でも同じような取り組みが広がることが期待されます。高齢者の暮らしを支える「とくし丸」の活躍に、今後も目が離せません。


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