サステナブルな未来へ向けた新たな試み
仙台市が、株式会社メニコンとの連携により、使用済みコンタクトレンズケースの回収を開始します。この取り組みは、この地域におけるプラスチック資源の循環を推進することを目指しています。
取り組みの背景
仙台市では、「クロス・センダイ・ラボ」というプラットフォームを通じて、地域の課題解決に向けた様々なプロジェクトが進行中です。このたび、メニコンが提案した「メニコン1Caseプロジェクト」との連携が実現しました。このプロジェクト、すなわちコンタクトレンズケースを集めて資源化する取り組みは、未来の持続可能な社会を築くために重要な意味を持っています。
実施概要
この実証事業は、仙台市内の4カ所に使用済みのコンタクトレンズケースを回収する拠点を設置し、2025年3月まで行われます。具体的な設置場所には、仙台市役所(青葉区役所内、環境局所、経済局所)やHOKUSHU仙台市科学館があります。ご利用者は、各施設に設置された回収ボックスにケースを持ち寄っていただけます。
プラスチックの資源化
メニコンは、令和6年4月に東北大学内に「メニコン×東北大学みる未来のための共創研究所」を設立し、最新のナノテラス施設を活用したプラスチックの資源化に関する研究を積極的に進めています。この事業を通じて、回収されたコンタクトレンズケースは、自動車の部品として再利用されることが計画されています。
地域との連携
本プロジェクトは、仙台市とメニコンの協力により、地域の企業や団体との連携も促進することを目指しています。特に、ナノテラスを利用した展示やセミナーも開催されており、地域住民と企業の垣根を越えたコミュニケーションの場を提供しています。
まとめ
サステナブルな社会を目指す取り組みとして、仙台市とメニコンが実施するコンタクトレンズケース回収プロジェクトは非常に意義深いものです。この取り組みが成功することで、多くの人々が参加し、地域全体の環境意識が高まることを期待しています。今後の進展に注目です。