BELCEAUがもたらす新しい木造建築の挑戦
株式会社LADが、2023年6月1日に新たに立ち上げた木造建築ブランド『BELCEAU(ベルソー)』。このブランドの目的は、人々の暮らしを温かく包み、小さな『ゆりかご』のように、木と人との調和を図ることです。木造建築の可能性を最大限に引き出し、『住まい』と『人生』を育むことを目指しています。
循環型建築の実現に向けて
BELCEAUは、環境に配慮した循環型建築を実現するために、木材のCO2貯蔵能力に注目しています。木造建築は、建造から解体、さらにはリサイクルに至るすべてのプロセスで環境負荷を低減することが可能です。この動きは、2010年に制定された『公共建築物等における木材の利用の促進に関する法律』以降、建築業界で重要なテーマとなっています。
特に中大規模な木造建築物の木質化は急務とされており、日本の豊かな森林資源を活かすことが求められています。近年では、耐火告示仕様やCLT(Cross Laminated Timber・直交集成板)などの技術革新も進み、鉄筋コンクリートや鉄骨造と比肩する耐久性や耐火性を持つ木造が急速に普及しています。
大阪万博での木造建築の可能性
2025年の大阪万博では、多くの施設が木造で計画されています。中でも「大屋根リング」は、CLTを構造に用いた世界最大の木造建築としてギネスに認定されています。これにより、木造建築の未来への期待が高まっており、実際に多くの計画が進行中です。
また、建築コストが上昇する中、鉄筋コンクリートや鉄骨から木造へのシフトが進む中で、木質化に関する相談が増加しています。木造建築は軽量であるため、地盤への負荷が少なく、地盤改良や杭の必要性を減少させるメリットがあります。
日本の森林資源を活かす
日本には多くの森林資源がありますが、コストや流通、人材不足の影響で国産材の有効活用が遅れていました。中大規模建築物の木質化は、林業の活性化や日本古来の木造建築技術の継承に繋がります。BELCEAUでは、魅力的で合理的な中大規模木造建築を提案し、次世代の持続可能な社会の実現を目指しています。
私たちLADは、木造建築の新たな可能性に挑戦し、地域のニーズに応えるべく努力を続けて参ります。BELCEAUの展望にご期待ください。
詳細やご相談は、
BELCEAU公式サイトをご覧ください。お問い合わせは株式会社LADの高山まで、電話048-287-3037で承ります。