仙台エンジニア研修センター新設:半導体技術者育成の拠点が誕生

仙台エンジニア研修センターが新たな挑戦をスタート

仙台に誕生した新たなエンジニア研修センターが、半導体業界に革新をもたらすことを目指しています。日研トータルソーシング株式会社は、2023年2月17日にこの研修施設を開設しました。現代の半導体業界は、特に人材の不足が深刻な課題とされており、特に生産技術者の育成が急務とされています。

半導体業界が抱える人材不足

昨今、半導体業界では多くの企業が新たな設備投資や工場の増設を進めています。しかし、これに伴い「人材不足が稼働を妨げる」との声が多数寄せられる状況です。特に生産技術者は、製品の製造工程を設計・開発し、管理する重要な役割を果たしますが、その人材が不足しているため、円滑な生産が難しいのです。

このような時代背景の中で、仙台エンジニア研修センターでは未経験者を対象に、生産技術者育成に特化した研修を行います。これにより、半導体関連企業に即戦力としてオファーできる人材が獲得できることを目指しています。

新研修センターの特長

仙台エンジニア研修センターでは、年間約120名のプロフェッショナルの輩出を目標としています。研修では、半導体の製造に必要な基礎技術から工程管理、さらには統計的手法など、幅広い専門知識を習得できるカリキュラムが用意されています。これらのプログラムは、長年のキャリアを持つ講師陣によって約40日間にわたり実施されます。

特に半導体の「生産技術」分野に焦点を当てたこの研修は、充実した内容が期待されており、各地の半導体企業からの注目を集めています。将来的には、研修を受けた多くのエンジニアが現場で活躍する姿が見られることでしょう。