Kumanomicsの創造力と地域への影響力
株式会社Kumanomicsは2024年9月3日に創業1周年を迎えました。その背景には、政策とビジネスの接点をデザインし、地域と企業との新しい共生経済「クマノミクス」の確立があります。この「クマノミクス」とは、クマノミとイソギンチャクの共生関係を模した概念で、異なるセクター間での協力を通じて新たな価値を創造することを目指しています。
様々な共創のカタチ
Kumanomicsは、設立からの1年で多岐にわたるプロジェクトを実施してきました。特に、地方公共団体との連携、企業とのコンソーシアム、教育機関での啓発活動など、各界における共創の実践が中心となっています。これにより生み出された政策提言や事業創出のユースケースは、地域経済を活性化させる力を持っています。
クマノミクスの基本理念
「クマノミクス」は、地域の生態系だけでなく、経済そのものを支え合うしくみを志向しています。Kumanomicsのメンバーは、行政、ビジネス、地域の人々、自然という異なる背景を持つ関係者との対話を通じて、共創を進めてきました。こうした活動を通じて、地域のニーズや課題を的確に捉え、多様な視点からの解決策を導き出すことに成功しています。
地域との共創プロジェクト
特に注目すべきは、宮城県川崎町での「WaaS共創コンソーシアム」の取り組みです。ここでは、JR東日本を中心とした企業が集まり、地域の課題を見つけ出し、地域資源を活用する新しいビジネスモデルや政策を模索しました。このプロジェクトに参加することで、地域の活性化はもちろん、企業と行政、住民との連携による新たな価値創出が期待されています。
また、虎ノ門ヒルズの「Glass Rock」では、Kumanomicsがコーディネーターとして、地域の社会課題に対するプログラムを実施し、都市の知見と地域の需要を結びつける取り組みが進められています。これにより、持続可能な社会の実現に向けた具体的なアクションが生まれるのです。
NPOとの連携
Kumanomicsは全国200以上のNPOが加盟する新公益連盟とも連携して次世代のNPO像をデザインしています。世代やセクターを超えた対話を重ね、NPOが果たすべき役割や使命について探求することで、地域社会全体の機能向上にも寄与しています。
教育の側面
教育に関しては、東京大学公共政策大学院での「公共政策のデザイン」の非常勤講師として、橋本直樹が未来の担い手を育てる活動も行っています。社会課題を題材にした実践的な講義を通じて、学生たちは政策立案や課題解決に必要なデザイン手法を学んでいます。
未来に向けたノマド政策家
Kumanomics代表の橋本氏は、「ノマド政策家」の考え方を提唱しています。政策は行政に限らず、誰もが担えるものであり、個々の持つ力を最大限に活かすことが求められています。この考えは、自由な発想で地域や社会の課題に向き合わせる新しい方針を示しています。
新たな価値の創出へ
Kumanomicsが描く未来は、各セクターの連携による持続可能な地域社会の実現です。政策提言や社会に新しい動きを生むプロジェクトが、今後も地域に根ざしたすばらしい変化をもたらすことでしょう。私たちはこの「クマノミクス」を通じて、共生の理念が活かされた豊かな地域社会の構築を見守り、貢献していきたいと考えています。
お問い合わせ
Kumanomicsへのお問い合わせは、広報担当の橋本みどりまたは小菅までご連絡ください。
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Kumanomics
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